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Report File 自転車とインターネットでがんと戦う方法。

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1999年3月15日。ボビー・マックインは自転車によるアメリカ大陸横断に出発しました(サンディエゴ〜ヴァージニアの約6900km。7月1日到着予定)。8歳で急性リンパ球性白血病と診断されたボビーは、6年に及ぶ闘病にもかかわらず再発、5年前骨髄移植を用いた治療に踏み切り完治しました。
現在ボビーは19歳の健康的でたくましい青年です。そして彼は、ガンと闘う子供たちやその家族のために何かをしたいという使命感に導かれ行動を開始しました。それが "ONE VOICE ACROSS AMERICA: A Ride To Fight Childhood Cancer"と呼ばれるプロジェクトです。
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各地で闘病中の子供やその家族と交流し、ラジオ局などの取材を受け、あるいは市長との面会が設定されるなど、人々との交流も大陸横断の大切な要素です。そしてその情報はインターネットを通じて伝えられています。
「私たち家族について理解してもらい、このプロジェクトに共感してもらい、ガンと闘う子供たちのための基金に協力してもらうことです」ボビーの母ベスはウェブサイトの目的についてこう語りました。事実これに応えてオンラインでの寄付も始まりました。
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このプロジェクトは家族全員が参加していることも特長です。弟のショーンは全行程をボビーと一緒に走ります。両親もトレーラーハウスを運転し、外部との連絡係を務め、8人の子供たちの世話をしながら付き添います。そして弟のクレイグこそがボビーに骨髄を提供した本人なのです。
骨髄移植はドナーと患者の組織のマッチングが極めて重要です。ボビーの場合は幸いにすぐ見つかりましたが、兄弟で見つかる確率は25%程度。見つからない場合はドナーの中から探すことになります。
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このとき病院ではドナーのデータベースにアクセスし、最適なドナーを探していきます。例えばオランダにある世界最大のデータベースでは、全世界のドナーのデータが500万件近くストックされています。同じ人種同士の方が確率が高いので、日系人に最適なドナーが日本で見つかるということは十分起こり得ます。文字通り全世界から最適なドナーを探し出すわけです。
ドナーが見つかれば、わずか数日のうちに組織の提供を受けることができます。もちろんこれはインターネット普及以前には不可能だった医療の革命です。
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現在アメリカでは患者が適切な病院を探すためにインターネットを利用することは当然のステップとなっています。また、隔離中の患者たちがEメールで外部と連絡を取れるチャットルームを備えた病院も存在し、患者やその家族たち同士のサポートグループがサイトを活用するなど、医療の様々な側面にインターネットが利用されています。
治療側でも患者の側でもInternet Generationはもうすでにしっかりと定着しているようです。(敬称略)
関連サイト

●One Voice Across America
ベスとショーンとボビー本人が旅行記を書き、撮った写真を
キャプチャーしてウェブマスターに送り、逐次更新されています。
http://www.onevoiceusa.com/





それは、いろいろなことから、もっと自由な時代です。
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